目に入る紫外線が肌を黒くする!……正しい理解と適切な対策を
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私たちの生活において、紫外線の対策方法としては「日焼け止め」、対策部分としては「肌」が一般的だ。ところが、大阪市立大学の井上正康教授によると、目に入った紫外線も白内障などの眼病を引き起こすだけでなく、肌のメラニン生成の一因となる。
また紫外線は、直射日光だけではなく、地面やビルに反射する光にも多く含まれ、ありとあらゆる角度から降り注いでいる。紫外線についての正しい知識と適切な対策をとることが重要だ。
調査結果からは、身体に対する紫外線対策の必要性を高く認識し、その対策方法として「日焼け止め」や「UVカット効果のある化粧品」などを使い、肌が紫外線を浴びないように対策をしている人が多かった一方、目の紫外線対策を行なっている人が少ないことが明らかになった。
井上教授によると、「目に入った紫外線が、肌のメラニン生成を促す」。マウスの実験で、耳だけ、目だけそれぞれに紫外線を照射し、耳だけに紫外線を当てた場合は耳だけが日焼けしたものの、目だけに当てた場合には、全身皮膚の日焼け、皮膚のメラニン量の増加が確認されたという。
紫外線が眼にあたると角膜の上皮細胞が障害され、その炎症性ストレス反応が脳の視床下部下垂体系に伝えられ、脳は「紫外線障害が起こる環境下にある」と認識する。そして下垂体からメラノサイト刺激ホルモンを産生分泌し、全身の皮膚でメラニン生成を刺激する。その結果、肌に紫外線が直接あたらなくても肌のメラニンが増加する、というのが井上教授の考察だ。
気付かぬうちに多量の紫外線にさらされないよう、直射日光だけでなく、反射して目に入ってくる光も防ぐ必要性を見出せる調査結果となった。
調査対象:全国20〜50代の男女600名
実施期間:2012年10月4〜9日
実施方法:インターネットを利用したアンケート調査
《高木啓》
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