Windows 8、各社から無料アプリが多数公開……リクルート、niconico、グルーポンなど

　本日10月26日より発売開始となったWindows 8。従来のウィンドウ型インターフェイスではなく、タイル型のボタンが並ぶ「Metro UI」（Windows 8 Style UI）を採用しており、タブレットなどのタッチパネル端末を想定した、よりスマートフォンライクなUIとなっている。

　またユーザーは、Windowsストア（専用マーケット）からアプリをダウンロード可能となった。これにともない、各社のアプリケーション提供／情報提供戦略も大きく転換されそうな模様だ。

　リクルートホールディングスは、グループ各社から、Windows 8に対応したアプリを9個リリース。主要PCメーカー5社との提携により、Windowsストア内の各社のアプリ紹介枠への掲載、各メーカーから発売されるWindows 8搭載端末へのプリインストールを通してアプリの流通を行うとしている。公開されたのは、「カーセンサー.net中古車（中古車）」「じゃらん（旅行）」「SUUMO（住宅）」「ゼクシィnet（結婚）」「タウンワーク（アルバイト）」「はたらいく（転職活動）」「フロム・エーナビfromAnavi（アルバイト）」「ホットペッパーグルメ（グルメ）」「ホットペッパービューティー（美容）」の9種。いずれもWindows 8専用のアプリとなる。

　またドワンゴおよびニワンゴは、両社が運営する動画サービス「niconico」のWindows 8向けアプリケーション「niconico」を提供開始。「ランキング閲覧」「検索」「マイリスト」といった機能が使用できる他、Windows 8の「スナップ」機能を活用し、他サイトの閲覧など他の作業をしながら、同画面上にて、ニコニコ動画を視聴することを可能とした。また「チャーム」機能により、Twitter等、対応しているSNSやクラウドアプリと連携し、視聴している動画を簡単に共有することも可能だ。

　グルーポン・ジャパンも、Windows 8対応アプリを公開。インターネットブラウザを立ち上げることなく、すぐにクーポンを表示させることを可能とした。またショートカットが可能になる「Windows 8」の「ピン留め機能」を活かし、気になるクーポンを登録することもできる。

　またBIGLOBEは、ホテル予約アプリ「旅比較ねっと」の提供を開始。楽天トラベル、じゃらん、JTBなど14の旅行予約サイトが提供する、220万件以上の宿泊プラン、約2万7千軒の宿泊施設を横断的に比較できるアプリで、2画面を同時に表示できるWindows 8のスナップビュー機能を活用している。