【Japan IT Week 秋 Vol.3】法人向けセキュリティソリューションの次期バージョンを紹介……カスペルスキー
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「Endpoint Security for Smartphone」は現行バージョンでも、ウイルス・マルウェア対策、ウェブアンチウイルス、リモートロック、リモートワイプ、リモート追跡、SIMロック、GPS追跡など、主にウイルス対策や盗難や紛失時のデータ保護に対する機能を提供してきた。
しかし、スマートフォンの普及と利用の多様化に伴い、今後はさらなるセキュリティ対策が求められているという。たとえば、モバイル経由での外部への情報の持ち出しや、不正アプリケーションの利用への対策などもその一つだ。
次期バージョンでは、OSの特権取得あるいはユーザー権限を越えた利用を可能にするRootingやJailbreakといった不正な利用を検出する機能も盛り込む。
また、カメラやボイスレコーダ、USBメモリ機能など、デバイスの一部機能に制限を設けるような細かなデバイス管理も可能になる。しかも、Security Center上で設定したユーザーグループごとに異なる制限を適用できるようにするという。これにより、たとえば、営業部門にはカメラの使用を許可し、開発部門には許可しない、といったことも行える。
ただし、具体的にどのような機能制限が設定可能になるかは、現段階では未定とのことだった。
さらにiOS向けのソリューションも用意される。iOS用のアプリケーションはAppStoreからのダウンロードに一元化されており、アップル社がアプリケーションを精査するため、マルウェア侵入の危険性は低いとされてきたが、すでにJailbreakしたiOS端末をターゲットにしたワームの存在が確認されている。
ただし、アプリケーションに制約があるiOS上では、Android版と同様の機能を提供することはできない。そのため、Security Centerと連携し、マルウェアの端末への導入を水際で防ぐ方法を取るという。なお、これらソリューションの次期バージョン登場は来春としている。
《竹内充彦》
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