一橋大学、図書館のコンテンツをiPad用に電子書籍化…館外でも閲覧可能に
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一橋大学附属図書館は、学習・調査・研究などを目的とする利用において電子論文集や電子書籍の閲覧、所蔵書籍の検索などをiPadで行える試験的サービスを2012年夏より同大学在籍者に提供してきた。図書館内でiPadを貸し出し、在籍者に活用してもらうことで、iPad導入のメリットを調査する目的があったという。
今回は、「図書館ラボ」という図書館コンテンツの電子書籍化に踏み切った。図書館の利用案内から資料検索のコツなどを電子書籍化し、館内で貸し出されているiPadはもちろん、iPad所有者であれば自宅からでもコンテンツを閲覧できるようになっている。
今回試験的に公開したのは、「利用案内」「資料検索のコツ」「読書のかたち」「複式簿記がやってきた!」「電子リソースポータル」「ヘルメスくんの調べもの」「図書館ガイダンス資料集」の7コンテンツ。iPadのブラウザアプリから本ページにアクセスし、「Download」をクリックすると、iBooksアプリ内にコンテンツがダウンロードされる仕組み。
「図書館ラボ」の「ラボ」は試験的運用を意味しているという。試験的なデジタルコンテンツの公開に関するユーザーアンケートを実施することでコンテンツへの意見や感想を募集し、ユーザーのフィードバックを今後の運営に活用していきたいと同図書館はいう。
◆試験公開中のコンテンツ
[利用案内]
同館の利用案内。「資料を探して借りる」「資料を予約する」等、目的ごとに図書館の使い方を紹介。
[料検索のコツ]
OPACの使い方、日本語論文および英語論文の探し方を読み物形式で説明。
[読書のかたち]
平成23年度一橋大学附属図書館企画展示「読書のかたち―読む行為と空間」の解説、出品資料、講演録を収録。
[複式簿記がやってきた!]
平成15年度一橋大学附属図書館企画展示「複式簿記がやってきた!」の解説を収録。
[電子リソースポータル]
一橋大学附属図書館ウェブサイトのコンテンツ、「電子リソースポータル」を電子書籍化。
[ヘルメスくんの調べもの]
本文中の指示に従って調べものをすることで、特定のテーマについての知識を深めたり図書館の基本的な使い方を学べる。
[図書館ガイダンス資料集]
同館で実施されたガイダンスの資料をまとめたもの。論文の探し方、論文の書き方、卒論・修論の書き方などの参考になる。
《水野 こずえ》
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