石原新党、強い……都知事選・衆院選について意識調査 政治山 | RBB TODAY

石原新党、強い……都知事選・衆院選について意識調査 政治山

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石原慎太郎(都知事時。資料画像)
石原慎太郎(都知事時。資料画像) 全 6 枚
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 政治・選挙プラットフォーム(ウェブサイト)「政治山」(せいじやま)を運営するパイプドビッツの調査によると、まだ姿を表していない“石原新党”が、既存政党と肩を並べ、すでに同格と見られ始めている可能性を示唆した。

 パイプドビッツは、石原慎太郎氏の都知事辞任および衆議院議員総選挙出馬表明を受け、「石原都政、次の都知事選・衆院選」に関する緊急意識調査を10月25〜27日に実施、31日に結果を発表した。

 まず12月の都知事選について、調査時点では12月16日の都知事選候補者が出ていない。そこで、どの政党から公認または推薦をうけた候補者に投票するかを調査した。

 結果は石原新党12.2%が最多で、「現時点では分からない、決めていない」層が過半数とはいえ、実態もない石原新党が政党の中で期待値が高い。次いで自由民主党7.3%、都議会で最大会派の民主党は2.1%で、日本維新の会3.0%や日本共産党2.4%よりも低い。

 石原氏の都知事辞任については、「分からない、関心がない」を除くと「賛成」22.9%がトップになり、「どちらかというと賛成」と合わせた賛成派は40.0%、反対派は26.6%だった。

 辞任の賛否と併せてその理由を自由記述で回答したもらった。同じ「賛成」にも、「国政で活躍してほしい」などのポジティブな理由と、「辞めてくれてよかった」などのネガティブな理由が混在しており、辞任「反対」についても同様に、「手腕を評価し都知事を続けてほしい」というポジティブな理由と、「任期途中で辞めるのは無責任だ」などのネガティブな理由があり、さらに賛否双方に「どちらとも判断がつかない」「その他の理由」も混在している。

 総数からそれぞれの割合をみると、“ポジティブな理由で賛成”が35.9%で最多となり、次に多かったのは“ネガティブな理由で反対”だった。また、いわゆる「右傾化」傾向を支持/懸念する意見が多く見られた。

 ついで衆議院議員総選挙について、現在の支持政党と、次の衆院選での投票先政党を尋ねた。現在の支持政党については約6割がないと回答した。政党別では、自民党12.5%がトップ、石原新党7.0%、民主党4.7%、日本維新の会4.5%と続いた。

 次の衆院選で投票する候補者の政党を尋ねると、政党別では、石原新党11.8%が自民党10.9%を抜いてトップになった。現在の支持政党と衆院選投票先政党の比較で数を伸ばしたのは、石原新党のみ。最も数字を減らしたのは自民党で1.6ポイント減となり、民主党1.3ポイント、みんなの党1.4ポイント、日本維新の会0.6ポイントそれぞれ減らしている。


調査概要

(1)事前調査
●対象者:東京都内、20歳以上男女
サンプル数:2246
●調査期間:10月25〜26日
●質問概要
Q1:支持政党
Q2:前回投票した都知事選候補者
Q3:石原氏辞任の賛否とその理由
Q4:次の都知事選で投票する候補者の公認・推薦政党
Q5:次の衆院選で投票する候補者の政党
●調査手法:政治山リサーチ(インターネット調査)

(2)本調査
●対象者:事前調査のQ4およびQ5において投票意思を示した回答者
東京都内、20歳以上の男女
サンプル数:1119
●調査期間:10月26〜27日
●調査手法:政治山リサーチ(インターネット調査)

《高木啓》

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