台湾で、日本コンテンツ海賊版販売の最大拠点を取り締まり……「一掃に成功」CODA声明
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CODAの要請を受けたIPR警察では、2011年11月より、日本コンテンツ専門の海賊版販売店の取り締まりを実施。光華商場は、台湾における海賊版販売のシンボルタワーと呼ばれており、その根源であるとみられていた。今回の家宅捜索では、光華商場内の2店舗が対象となり、IPR警察によって店舗Aより約5,000枚の海賊版DVD等が押収され、経営者の女性が逮捕された他、店舗Bでは約1,000枚の海賊版DVDが押収され、経営者の女性が逮捕された。
これら2店舗では、『平清盛』『トッカン 特別国税徴収官』『ゴーストママ捜査線』『黒の女教師』『ダブルフェイス』『ビューティフルレイン』『東野圭吾ミステリーズ」など日本の最新テレビドラマの海賊版が公然と販売されており、なかにはブルーレイディスクに複製されているものもあったという。
台湾著作権保護基金会(TFACT)の調査によると、2011年10月当時、台湾全土では約40店舗が日本コンテンツの海賊版を販売しており、1店舗当たり毎月約3,000枚を売り上げていたと推定されている。この数から、台湾全土では1年間に正規版価格で約15億台湾ドル(約41億円)相当の海賊版が流通していると推計されていた。
今回、海賊版販売の最大拠点の取り締まりが行われたことで、CODAは、台湾における日本コンテンツの海賊版は一掃されたものと認識しているとのこと。一方で今後、日本同様にインターネットを悪用した権利侵害などにその行為が移行・潜在化すると推測している。
《冨岡晶》
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