カナダ留学フェア、83の学校や教育委員会が来日
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カナダ留学フェアの特徴は、対象者の幅広さだ。留学フェアといえば短期語学留学や海外の大学を検討している学生、語学力の向上を目的とした社会人、ワーキングホリデー検討者などを対象としていることが多い。一方で、今回のカナダ留学フェアのために来日したのは、語学学校や大学・カレッジのほか、地区別の公立学校を管理する教育委員会など83校・団体。小学生から社会人まで、各校の担当者が幅広い来場者の相談に応じた。
留学フェアでは、カナダの教育機関別ブースのほか、カナダ大使館ブースや留学に必要な英語能力テストを行うTOEFL、IELTS、英検のブースも設置されていた。また、セミナー会場ではカナダ留学体験者のプレゼンテーションや学校紹介などが開催されており、来場者は自分の目的に合ったセミナーに参加していた。
カナダ大使館のイベント担当者は、引率の教員とともにクラス単位で留学フェアに来場する学校もあると話す。来場した学生の中には、保護者とともに来た小学生も多く、留学希望者の年齢が年々下がってきているという担当者のコメントを裏付ける。中高生の来場者の中には、志望校をすでにリストアップしている学生やTOEFLのスコアシートを持参し学校担当者と話す姿も見られた。
留学フェアを担当するカナダ大使館のAlan Schroeder(アラン・シュローダー)氏は、より具体的な留学イメージをつかむには、学校や教育委員会のホームページを事前に確認し、情報収集した上で留学フェアに参加することを勧めている。留学の低迷期ともいわれる中、大使館の情報によるとカナダ留学フェアの来場者と参加校は毎年増加しているという。ブースによっては待ち時間もあるため、限られた時間の中でより効率的に情報を集めるには来場前の準備が必要なようだ。
次回は2013年春の開催、留学志望者は一度大使館に足を運んでみてはどうだろう。
《湯浅 大資》
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