アプリの利用とプロモーション効果……グロンサン「お疲れさんアラーム」の例
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またD2Cは、「お疲れさんアラーム」の利用者を対象に、アプリの利用状況に関するユーザアンケートをライオンと共同で実施した。資料では、アプリのアクセスログとユーザアンケートの回答とを対比させ、アプリの利用状況およびそのプロモーション効果を分析した。
「お疲れさんアラーム」は、ライオンが、2011年11月より提供を開始したスマートフォン向けアラームアプリ。栄養ドリンク剤『グロンサン』のプロモーションを目的として提供され、20代、30代のビジネスマン層がメインターゲットだ。アラーム利用時に「お疲れさんにはグロンサン」と表示させる形で、利用者に継続的にブランドイメージを想起させる。「お疲れさんアラーム」提供開始後、グロンサンの売上は、前年同期比(1〜6月)で1割アップし、また提供開始直後の本年1月のブランドサイトアクセス数は対前年同月比400%を超えた。
●アプリのダウンロードに関するデータ
アプリの総ダウンロード数は、2012年10月末で20万を超えた。提供開始後、1月のスマートフォンサイトへの広告出稿と交通広告への出稿時には、ダウンロード数が大幅に伸び、それ以前の2倍以上となった。その後は、順調にダウンロード数を伸ばし、5月21日にテレビ番組で紹介された際には、5万以上のダウンロードが発生した。
アンケートで「お疲れさんアラーム」の認知経路について聞いたところ、「アプリマーケットのランキングを見て」が28.0%でもっとも多く、続いて「交通広告を見て」、「TV番組を見て」の順となった。
●ユーザのアプリの利用状況に関するデータ
アクセスログで見る月間のユニークユーザー数も、1月の広告出稿時や5月のテレビ番組における紹介時に増えたが、基本的には1万〜2万で推移しており、安定的なユーザのアプリ利用状況がうかがえる。アンケートでアプリの利用頻度を聞いたところ、56.0%が「毎日」と回答し、続いて「週に2〜3回」、「週に1回」と続いた。9割以上のユーザが、週1回以上利用している。
●アプリ上のブランドロゴ表示状況に関するデータ
「お疲れさんアラーム」では、アラーム完了時にアプリ上に「グロンサン」のブランドが表示される仕組みなので、アラームの完了回数のログを指標として、ブランド名露出回数を検出した。その結果、広告出稿時に回数が高まる形となったが、その後は、1ヵ月あたり10万〜15万回で推移している。
アプリの起動回数は、5月21日のテレビ番組紹介時には、1日で12万回と極端に多い回数となったが、それ以外の期間は1日あたり2万回前後、月間では50万回前後を推移しており、こちらからも「お疲れさんアラーム」の安定的な利用状況がうかがえる。
アプリ利用後に、グロンサンへの興味が高まったかを聞いたところ、全体で、「そう思う」が15.8%、「まあそう思う」が33.1%となり、48.9%の利用者が興味が高まったと回答した。利用頻度別に見てみると、「週1回未満」では41.6%、「週1~3回」では47.1%、「毎日」では51.3%の利用者の興味が高まった結果となっており、利用頻度が高い層ほど、グロンサンに対する関心が高まる傾向にある。
アンケート概要
●調査実施期間:2012年7月17日(火)〜23日(月)
●調査方法:スマートフォン上でのインターネット調査
「お疲れさんアラーム」アプリ上にアンケートサイトへの誘導枠を掲載しアンケートサイトに誘導
●調査対象:男女15歳以上の「お疲れさんアラーム」アプリ利用者
●サンプル数:3406サンプル
●調査会社:ビデオリサーチインタラクティブ
《高木啓》
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