「フレコ(Fuleco)」は“サッカー(Futebol)”と“エコロジー(Ecologia)”とを合わせた造語。ワールドカップを通じて、ブラジルのサッカーをさらにアピールすると同時に、人々に環境問題への関心を高めてもらえればという願いが込められている。ちなみに他の候補はズゼコ“青(Azul)”+エコ“エコロジー(Ecologia)”が得票31%、アミジュビに“友情(Amizade)”+“若さ(júbilo)”が21%だった。
また、FIFAのアンケートによれば、国民の89%が「公式マスコットを既に見たことがある・知っている」、そしてその7割以上が「好感がもてる」と答えているという。
リオデジャネイロ市民の反応は、「覚えやすくてかっこいい」「親しみやすい」「この名前は全くブラジルらしくない」などと賛否両論だ。候補として発表されたとき以来、3案いずれもが不評で、FIFAは、登録商標や著作権の問題を回避するために新語を用意せざるを得なかったことを示唆する声明を出したぐらいだ。
「フレコ」の公式ウェブサイトがFIFAによって開設されている他、ワールドカップ協賛のコカ・コーラ社は、マスコットのプロモーションビデオをすでにYoutubeで配信しており、ブラジル音楽に合わせて踊る姿や、スポーツを楽しむ姿を見ることができる。