JAXA、職員のPC端末がウイルス感染……「イプシロンロケット」の情報が漏えいか?
ブロードバンド
セキュリティ
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
ヒト型コミュニケーションロボット、2013年夏宇宙へ打ち上げ……若田宇宙飛行士と宇宙で対面
-
IHIエアロ、宇宙ステーション補給機HTV5号機向けに衛星推進用エンジンの採用決定

漏洩した可能性があるのは、イプシロンロケットの仕様や運用に関わる情報、イプシロンロケット開発に関連するM-Vロケット、H-IIAロケットおよびH-IIBロケットの仕様や運用に関わる情報となっている。「イプシロンロケット」は、2006年に廃止されたM-Vロケットの後継として開発されている固体ロケット。さまざまな新技術を導入することで、コストパフォーマンスを改良した機体として、2013年度に実証機「E-X」、2017年度以降に改良型「E-I」が打ち上げられる計画となっている。
JAXAでは、11月21日に当該端末でウイルスを検知し、直ちにネットワークから切り離し調査したところ、11月26日に当該端末がウイルスに感染していることが確認された。さらに調査を進めたところ、11月28日にウイルスによる情報収集がなされていた痕跡、および外部との通信も確認されたとしている。現在、JAXAでは漏洩した可能性のある情報内容の特定および原因究明に取り組んでいるとのこと。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/