日本語の開発言語で作成されたトロイの木馬を確認
ブロードバンド
セキュリティ
注目記事

同様に日本語の開発言語「TTSneo」で作成された不正プログラムとしては2011年2月に「TSPY_KEYLOG.AG」が確認されている。これはSkypeのインストールモジュールやYahoo!メール用のアプリケーションを装ってインストールを促し、実行後はアフィリエイトサイトにユーザを誘導するものであった。不正プログラムを開発するプログラミング言語は、一般的なプログラムで良く用いられるC/C++、C#、VB.NET、Java、アセンブリなどがあくまで主流であり、まれな例として、単純な機能を簡単に設計する上で日本語のプログラミング言語も使われ始めている。
日本国内の不正プログラム検出状況では、フリーツールなど別のソフトウェアをユーザがダウンロードすることによって同時に侵入するアドウェアが10位中4種ランクインしている。全世界の不正プログラム検出状況では、正規ソフトウェアの利用に必要なシリアルナンバー作成するクラッキングツール「CRCK_KEYGEN」が2位、ハッキングツール「HKTL_KEYGEN」が3位にランクインした。日本国内の問い合わせ状況では、「LNK_FAKEAV」4位にランクインした。これは偽セキュリティソフトが自身を起動するためにデスクトップやスタートメニューに作成することがあるショートカットファイルの検出名。システムのぜい弱性を利用して感染することも多いため、OSやアプリケーションを常に最新のバージョンに保つよう呼びかけている。
日本語の開発言語で作成されたトロイの木馬を確認--脅威レポート(トレンドマイクロ)
《吉澤亨史@ScanNetSecurity》
特集
この記事の写真
/