DNPとアドバンスト・メディア、“食品発注”に特化したスマホ向け音声認識システムを開発
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
アドバンスト・メディアの持つ、高性能音声認識技術「AmiVoice」を活用して、音声入力によって簡単に検索・注文できる食品専用の音声認識検索システムを開発。特定の利用者の音声と単語を事前に学習(エンロールメント)させることなく、不特定の利用者の音声を認識して適切な単語を表示することが可能だという。
このシステムでは、約6万語の食品に関連する単語を搭載。また、システム導入企業の独自の商品名や食品の産地などの単語を登録(音声辞書化)することで音声認識の判別精度を高め、迅速かつ簡単な注文を可能としている。食品名の類義語辞書を活用し、類義語においては、たとえば「鶏肉」に関して、「とり」「とりにく」「とりもも」「とりむねにく」で検索可能にするなど、関連して類似する多様な単語を登録。また「きゅうりとキウイ」「しじみとチヂミ」など、発音が類似して誤認識しやすい食品名でも、独自の音声認識技術によって、より高い精度で判別可能とのこと。
DNPはこのシステムをネットスーパー向けに専用の食品注文アプリとして提供し、生活者はこのアプリをインストールして利用。アプリを起動後、音声で希望の商品名を告げ、表示された商品をタッチして注文できる。今後DNPは、システムの実用化に向けた実証実験を実施し、2013年度のサービス開始を目指す。
《冨岡晶》
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