スーパーマンの歴史を覆すこのコスチュームは、スナイダーとノーランの、意気込みと挑戦だ。最も注目すべきは、トレードマークの一つともいえる赤いブリーフを捨て去っている点。
スーパーマンのアイデンティティの一つであり、今まで変更されることのなかった赤いブリーフ。このタブーに触れたことに対してスナイダー監督は「コスチュームは私にとってとても重要なこと。1500以上にもおよぶコスチュームを見比べて研究したよ。私は赤いブリーフをそのままにしたかったんだ。だけど、皆は『やめよう』と言ったんだ(笑)」と明かす。
コスチュームのイラストを手掛けたフィリップ・ブーテは、「製作チームは赤いブリーフを履かせる事で“地球的”に見えてしまうと判断したんだ。スーパーマンはクリプトン星からやってきた生まれながらのヒーローだからね。“地球的”である赤いブリーフを、製作チームは脱がせるという大きな決断に至ったんだ」と語る。
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