三越伊勢丹コレクションの「伊勢型紙」文様を現代風にアレンジ
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伊勢丹が昭和30〜40年代に収集した約3000枚に及ぶ伊勢型紙の中から厳選し、ハンドバッグやタイツなどさまざまな分野のアイテムに採用。日本の伝統技術を現代のファッションや生活用品に活かした、新しい価値創造の具体例として商品展開する。
伊勢型紙は、伊勢の地(現在の三重県鈴鹿市)で生産されている染色用の型紙。長い歴史があり、江戸小紋に使われる型紙としても知られている。江戸時代に紀州藩が特産品として保護。藩から販売の許可を受けた型商人(伊勢商人)の手によって全国に広まったため、伊勢型紙と呼ばれるようになった。
繊細で優美な文様が特徴で、1983(昭和58)年には国の伝統的工芸品にも指定されている。作り方も独自のもので、丈夫な和紙を3〜4枚柿渋で貼り合わせ、厚手にしたものに、熟練の職人が手彫りで柄や文様を彫っていく。使用する彫刻刀の種類によって技法が異なり、突彫り・錐彫り・道具彫り・縞彫りなどに分類される。
伊勢丹新宿本店では「ゲンテン」ハンドバッグや「Yasutoshi Ezumi」タイツ、日本橋三越本店では「越前塗」ランチョンマットや「カガミクリスタル」江戸切子ロックグラス、三越銀座店では「IKIJI」Tシャツなど、多彩な商品を販売予定。1月2日から型紙画像収録DVD-ROM付「日本の型紙」(発行:ピエブックス)を三越伊勢丹にて先行発売する。
歴史ある型紙に新しい価値を創出。三越伊勢丹コレクションの「伊勢型紙」文様を現代風にアレンジして商品化
《編集部》
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