ファブリックと陶芸で描き出す豊かな「冬」の姿、石本藤雄の大規模個展がスパイラルガーデンで開催中
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ファブリックと陶芸で描き出す豊かな「冬」の形をテーマに様々な種類の展示が行われ、石本ならではの自然への優しいまなざしや、鋭い色彩感覚が伝わってくる。
石本がマリメッコに在籍したのは、2006年までの約30年間。その間に約300種類ものテキスタイルパターンを制作した。湿地の花々をモチーフにした「マッタイラ」シリーズ、大地に吹く風を思わせる「タイガ」シリーズなど、フィンランドの自然と日本人の美意識を独自の感覚で融合した代表作は世界的にも評価が高い。
現在は「アラビア」のアート・デパートメントで、想像上の草花や自然の風景をモチーフにした陶芸作品の制作に取り組んでいる。
会場では、黒い土の質感をそのまま表現した花々や、夜の蓮池とその表面に映る月をイメージした陶芸作品、色鮮やかな花のレリーフなどのほか、「セランネ」を中心としたマリメッコのファブリックを多数展示。シャツ、ドレス、生地サンプルのアーカイブなど、ファッション的にも見どころが多い。
【イベント情報】
石本藤雄 布と陶 ─冬─
場所:スパイラルガーデン
住所:東京都港区南青山5-6-23
会期:2013年1月14日まで
時間:11:00から20:00
料金:無料
休館日:2012年12月30日~2013年1月4日
《編集部》
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