美麗なイラスト、簡易な操作性で女子もハマる!ソーシャルカードゲーム「天空のクリスタリア」
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現在は、家庭用ゲーム機やソーシャルゲームを含めたオンラインゲームなど、様々な娯楽が溢れているため、もはや子ども達はカードゲームなんてしないのだろうと勝手に思っていたが、どうやらそうでもないらしい。以前よりもゲーム性が強くなった対戦型のトレーディングカードゲームが支持を集め、「遊戯王 ゼアル OCG」「デュエル・マスターズTCG」など人気タイトルも多数存在。市場規模がはじめて1,000億円を超え、順調に成長を続けているという。
今なお人気のトレーディングカードゲームだが、イメージとしてはやはり男性向けのゲームで、女性には敬遠されている部分もある。そんな中、トレーディングカードゲームの要素を持ったソーシャルゲーム、いわゆるソーシャルカードゲームとして6月に提供が開始された「天空のクリスタリア」が、“トレカ”の常識を覆し、多くの女性ユーザーを獲得している。なんと、会員のうち44%が女性ユーザーとのこと。その秘密はどこにあるのか、開発者や実際の女性ユーザーに話を聞いた。
「天空のクリスタリア」は、サイバーエージェントが「Ameba」で提供するオリジナルのスマホ向けソーシャルカードゲーム。美麗なイラスト、スマホならではのリッチな画面で繰り広げられる戦闘画面が特徴の冒険ファンタジーゲームで、FacebookやTwitterのIDと連携すればAmeba IDがなくても利用可能。会員数は現在約350,000名で、新規ユーザーの半数は女性だそうだ。
開発者によると、そもそも初めから女性をターゲットにしていたわけではないとのことで、「Amebaユーザーが使いやすいように作りました。Amebaユーザー自体に女性が多いので、自然と女性にも楽しんでもらえるものになったのだと思います」という。また、ポイントとしては「使いやすく、分かりやすいUI、かわいいキャラクター作り」「ビジュアル以外ではストーリーやテーマ性のあるイベントを用意した」などを挙げた。ビジュアルやストーリーはもちろん、普段あまりゲームに親しみがない女性ユーザーには、使いやすさ、分かりやすさという点が大きなポイントになるのかもしれない。
実際の女性ユーザーにはまっているポイントを聞くと、「カードのイラストが可愛い。他にはない柔らかいタッチのものが特に好きです」「好みのカードがあるから育てたくなる」「カード進化後の姿が気になる」といった意見が。カードのビジュアルが気に入り、そこからはまっていく女性が多いようだ。ゲームは通勤時間や寝る前、なにかの待ち時間にプレイする人が多く、友達と一緒にプレイしている人も多かった。総プレイ時間が360時間という強者女子も。筆者も実際に少しプレイしてみたが、確かにカードのビジュアルがかなり美しく、カードを集めるモチベーションが高まるのもうなずける。
ソーシャルゲームは、Mobage(DeNA)やGREEを筆頭に、急成長を続けており、日本オンラインゲーム協会が今年7月に発表した調査結果によると、2011年のPCおよび携帯電話(スマホ含む)における国内ソーシャルゲーム市場は2,794億円。2010年の1,034億円から比べて約2.7倍と急激に成長、その傾向は2012年、さらに2013年以降も続くとみられている。今回紹介したゲームのように、女性ユーザーも順調に取り込んでいけば、市場はさらに拡大していくのではないだろうか。
《白石 雄太》
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