スマホ向け不正アプリが1年で300倍以上に
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
日本国内に限定された脅威としては、日本語のフィッシング詐欺サイトが引き続き多数確認されたほか、前述の日本語のスマホ向け不正アプリや10月に大きく報道された遠隔操作により犯罪予告を行う不正プログラム、日本語の開発言語「プロデル」で作成された不正プログラムも確認されるなど、国や地域に特化した脅威が顕在化している。持続的標的型攻撃では、特定のサイバー攻撃者グループが複数の企業や組織に対して、識別可能なコードで対象を管理し、継続的に攻撃を行う一連のキャンペーンを複数確認した。
2012年6月には標的型攻撃「Luckycat」の攻撃インフラでスマホ、タブレット端末を狙う標的型攻撃の兆候(開発途中の不正アプリ)が初めて確認され、今後はスマホやタブレット端末を狙った標的型攻撃にも広がる可能性がある。ユーザ企業においては、モバイル端末のセキュリティとともに自社のネットワークを継続的に監視し攻撃の兆候をいち早く察知することが求められるとしている。日本国内の不正プログラム検出状況では、アドウェア「ADW_GAMEPLAYLABS」が1位となった。BHOはユーザのインターネットブラウジングを監視する機能を持っており、ユーザがアクセスしたWebサイトをトラッキングし、そのユーザにあわせた広告を表示する。日本国内の問い合わせ状況では、改ざんされたWebサイトで感染する不正プログラム「TROJ_SIREFEF」が1位となっている。
スマホ向け不正アプリが1年で300倍以上に--年間脅威レポート(トレンドマイクロ)
《吉澤亨史@ScanNetSecurity》
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