第63回NHK紅白歌合戦の視聴率……1増2減ペース
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NHKエンターテインメント番組部の古谷太郎部長は「50組の歌手と特別ゲストによるパフォーマンスにより、『歌で 会いたい。』という番組のテーマが際立ち、歌が持つ力とその感動を多くの視聴者に伝えられた」と考える。
視聴率は対前回比で、調査対象となっている11地区・前後半の多くで微減。プラスになったのは関東、広島、静岡のそれぞれ後半、新潟と岡山・香川のそれぞれ前後半。プラス幅が大きいのは新潟の前後半、マイナス幅が大きいのは札幌と福島のそれぞれ前半だった。都合22の地区・時間帯のうち7でプラス、15でマイナスとなった。なお仙台と福島は前回、前後半とも例年の傾向に反して大きくプラスしており、前々回と比べるとどちらの地区も前半マイナス、後半プラスとなる。
今回の司会は、3年連続となる白組・嵐と初司会となる紅組・堀北真希。紅白出場歌手は50組。地上デジタル放送では、副音声を利用した「紅白ウラトークチャンネル」を実施、データ放送では本来のサービスに加えて、楽屋裏情報や本番当日紅白に寄せられたメッセージをリアルタイムで紹介した。インターネットでは、紅白ツイッターに加え、今回からスマートフォン向けのサービスも導入した。
また古谷部長によると、演出・企画面で、ロンドンオリンピックのメダリストの登場、ディズニーの仲間と紅白出場歌手との共演、アフリカからMISIAの中継参加、矢沢永吉のスペシャルステージ、アメリカから由紀さおりとピンク・マルティーニの共演中継、77歳で初出場の美輪明宏などの見どころを配した。さらに紅白司会者がプレゼンターとして、嵐は、世界的に活躍する日本の第一人者からのメッセージを紅白オリジナルソング「ふるさと」とともに紹介、堀北は、震災後の地域医療に関わる人々を東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」とともに紹介した。
今回も視聴者審査を実施し、総投票数は110万7003票と、前回より約6万票多かった。
《高木啓》
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