金爆・キリショー、オリコン1位の快挙も“売り方”で苦悩 「手放しでは喜べません」 | RBB TODAY

金爆・キリショー、オリコン1位の快挙も“売り方”で苦悩 「手放しでは喜べません」

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 1日発売の新シングル「Dance My Generation」でオリコン週間ランキング1位を獲得したエアーバンド・ゴールデンボンバーだが、リーダーの鬼龍院翔は、快挙を喜ぶ一方で、CDの“売り方”についての苦悩を公式ブログで明かしている。

 1日に発売した同シングルが、インディーズアーティストとして史上初となるシングル初登場1位を獲得したゴールデンボンバー。鬼龍院はこの快挙に、マスコミ向けのコメントとして「皆様のおかげです! ありがとうございます!」と喜びのコメントを発していたが、8日に更新した自身のブログでは、「初のオリコン1位。しかし売り方の面でファンの方々に少なからず迷惑をかけてしまったのでリーダーの僕としてはあまり手放しでは喜べません」との心境を明かした。

 鬼龍院が言及している“売り方”とは、通常盤のほかに、様々な購入特典などが付く限定版を販売する“三種売り”というもの。近年では、通常盤の収録曲のほかに、DVDやブックレット、握手会チケットといった特典を付属した別バージョンを販売することで売り上げの増加を目指すアーティストは少なくない。今回の同バンドのシングルもこの方法で販売された。鬼龍院は「ファンの要望でもあるし事務所や各社の販売方法でもある」と一定の理解を示しながらも、この販売方法については、「『あちらを立てるとこちらが立たない』的な、どうしても歪みが生まれてしまうそうな…」「次にCDを出すときはファンの方々を困らせないようにしたい」と、複雑な胸中を吐露した。

 また、鬼龍院は、どこかで読んだことがあるという「B'zが売ったのはCD、○○(今のアイドル)が売ったのは握手券」との言葉を例に挙げ、「いったいこれからミュージシャンはどのようにCDを売っていったらいいんだろう」と、迷いを見せる。CDの売り上げが重視される音楽業界に身を置くアーティストではあるが、「やっぱり世間も僕も、CDが売れてた時代を生きてきたから、その時代への憧れを捨て切れてないんだよね。やっと1位を取れたんだから、もうランキングの呪縛からは解き放たれたい」との思いを打ち明けるとともに、ファンを不安にさせる販売方法のみに頼るのではなく、「僕が存分にこだわって音楽を作ってPVや絵に案を出し表現して、特典云々種類云々あろうが、買ってくれるファンの人が不安にならず喜べるならそれでいい」という理想に向けて進む決意をつづった。

 「Dance My Generation」は発売初週で12万5000枚を売り上げ、14日付けのオリコン週間シングルランキングで初登場首位を獲得。インディーズアーティストによるシングル首位は、モンゴル800が「ヨロコビノウタ」(2003年12月発売)で獲得して以来、9年1ヵ月ぶり史上2組目だが、初登場首位は史上初。

《花》

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