富士通、京都大学のプライベートクラウドを構築……事業継続の対策を強化
エンタープライズ
ソフトウェア・サービス
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
NECと早大など、被災者支援業務向けの情報セキュリティ技術を開発……自動振り分け、個人情報保護など
-
シマンテック、中小企業向けに新しいクラウド型エンドポイントセキュリティを提供開始

汎用サーバシステム(システム名称「汎用コンピュータシステム」)の事業継続性の強化とICT投資の最適化が目的。これにより、被災時や関西地区の停電時にもホームページサーバなどの基幹サービスの運用が可能となる見込みだ。
クラウド環境は、富士通のマルチノードサーバ「PRIMERGY CX400 S1」「PRIMERGY CX250 S1」計128台を利用。情報環境機構・学術情報メディアセンターによって運用・管理され、400台以上の仮想サーバ設定が可能となっている。仮想サーバのうち一部の重要なものについて、複製情報を京都大学とBCPサイトで共有することにより、被災時や学内停電時でも、データセンターに設置した代替サーバへ運用を切り替えて重要サーバの運用を継続することができる。
また従来は、学内の担当技術職員の勤務時間や学内法定点検により、教職員メールシステムの利用時間が左右されていたが、本システムにより、24時間365日運用が可能となった。さらに、学内プライベートクラウド環境、BCPサイト、それぞれにストレージシステム「ETERNUS NR1000F series」を設置しており、学内システムとBCPサイトの間で増分データ転送を定期的に行い、重要データを自動的に遠隔地バックアップしているとのこと。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/