Facebookから不正サイトに誘導、感染させる手法が増加か
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WORM_VOBFUSに感染すると、オンラインバンキングのアカウント情報を収集する不正プログラム「ZBOT」などが連鎖的にダウンロードされる例も確認されている。WORM_VOBFUSの亜種にはFacebookにメッセージを書き込む機能はないため、攻撃者がFacebook上でメッセージの投稿を行っていると推測される。これが端緒となり、リムーバブルメディアなどの感染と組み合わさることでWORM_VOBFUSが再度流行したようだ。攻撃者は不正プログラムに機能を追加せずとも、普及しているSNSを配布場所とし、ユーザの興味・関心をひくことで感染を広げている。
日本国内の不正プログラム検出状況では、「SIREFEF」や「Siref」などのZACCESS関連の不正プログラムが10位中5種ランクインしている。これらは、Javaなどアプリケーションの脆弱性を突いて悪意のあるWebサイトなどから侵入する。全世界の不正プログラム検出状況では、スパムメールに添付される「X97M_OLEMAL.A」が10位にランクインした。日本国内の問い合わせ状況では、不正プログラム検出数、感染報告数ともに「WORM_DOWNAD」が1位となっている。
Facebookから不正サイトに誘導、感染させる手法が増加か--脅威レポート(トレンドマイクロ)
《吉澤亨史@ScanNetSecurity》
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