モバイル向けマルウェア、99%がAndroidを標的……1年で6倍に、カスペルスキー調べ
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同社のクラウドベースのインフラである「Kaspersky SecurityNetwork(KSN)」を使用して取得したデータを分析したものとなっている。それによると、2012年は、MacおよびAndroidプラットフォームを標的とした脅威の件数が爆発的に増加し、カスペルスキー製品の検知数を合計すると、2012年には15億件におよぶWebベースの攻撃と30億件以上の感染ファイルを検知およびブロックしたことになるという。これは、2011年の1.7倍の件数にあたる。
また現在Kaspersky Labは、1日あたり20万件以上の新種のマルウェアを検知およびブロックしているとのこと。ちなみに2012年前半で、1日平均ブロック数は12万5,000件で、ほぼ倍増していることとなる。モバイル向けマルウェアについては、99%がAndroidを標的としていた。同社が2012年に確認した悪質なAndroidプログラムは3万5,000件以上で、これは2011年の6倍まで急増している。またMac OS X向けのマルウェアも引き続き増加しており、2011年と比較して30%増えとなっている。なお、2012年にサイバー犯罪者にもっとも狙われたアプリケーションの脆弱性はOracle Javaに内在するものだった。
マルウェアのホスト国ワースト5としては、米国、ロシア、オランダ、ドイツ、英国。Web経由の攻撃頻度ワースト5としてはロシア、タジキスタン、アゼルバイジャン、アルメニア、カザフスタンがあげられている。またマルウェア感染率が低い国トップ5は、日本の他、デンマーク、フィンランド、スウェーデン、チェコ共和国があげられている。
《冨岡晶》
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