【FASHION HEADLINE PRESSブログ】「スーパーフラット」から10年、ワクワクします
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極端であるからこそ、インパクトがあって、人を引きつけます。極端なものに理論が追いついてくると、「もの」と「理論」が相互作用を起こして、ますます強烈になって行きます。
強烈なものは一時的に人の関心を引きますが、強烈になりすぎると平坦になり、飽きてしまいます。特徴を出しつつ、人を飽きさせないためには、スタイルの発展とバランスが必要ですし、ミステリアスであり続けることも重要です。
正に、アートのブランディングですね。ファッションのブランディングと同じです。ファッションも一部の人をターゲットにカリカチュアライズされたファンタジーを売るために、試行錯誤して行われます。アートがファッションと違う点は、スタイルに加えて、理論が極めて重要だということですが....。
いつからか「ようこそジャパン」的な分かりやすいアートは極端になりすぎて現実離れし、スタイルも理論も停滞してしまったように思います。それはまるで、一つのブランドが終わりを迎えつつあるようです。
リーマンショックと3.11以降の日本のアートは、理論もスタイルも空白の時期を迎えているように思います。だから、最近の日本のアートについて考えると、10年前と同じようにワクワクするんです。
3.11以降の、「アクティヴィズム」「コミュニティー」的なものがブランドとなるのかもしれません。それは「クール・ジャパン」よりも、繊細で深みがあり、大人っぽい流れかもしれません。
誰が新しい理論を作って、どのように新しくブランディングされていくのか。
或いはブランディングされないのか。
ブランディングされないのであれば、どのように世界に出ていくのか。
それを考えると最近、ワクワクするんです。
【PRESSブログ】「スーパーフラット」から10年、ワクワクします
《Maya Junqueira》
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