2012年のウイルス検出数、24万9,940個で約10%の減少……IPA調べ
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
これによると、2012年のウイルス届出件数は10,351件(内、感染被害届出は7件)と、2011年の12,036件から約14%の減少となった。また、2012年の年間検出数は249,940個で、2011年の278,935個から約10%の減少となった。ウイルスの種別では、W32/Mydoom、W32/Netskyが多く検出された。また、Excelを介して拡散する大量メール送信マクロウイルス「XM/Mailcab」の届出件数が、2012年4月の最初の届出から増加する傾向が見られた。
2012年の不正プログラム上位10種類の合計検出数は、230,450個と、2011年の324,056個から約29%減少した。具体的には、正規のソフトウェアなどを装って感染を試みる「Trojan/Horse」、オンラインバンキングのID/パスワードを窃取する「Bancos」、偽セキュリティソフトの検知名である「Fakeav」が検出上位を占めた。
コンピュータ不正アクセスについては、2012年の届出件数は合計121件で、前年より約17%増加。実際に被害が発生したのはそのうち105件となっている。
IPAが受けた相談総件数は11,950件。そのうち『ワンクリック請求』に関する相談が2,755件、『偽セキュリティソフト』に関する相談が354件、Winnyに関連する相談が125件、「情報詐取を目的として特定の組織に送られる不審なメール」に関する相談が40件などとなっている。
《冨岡晶》
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