「洋上風力発電では日本がリードできる」
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風力発電は陸上と洋上で行われているものがあり、陸上については現在、世界中ですでに233GW(ギガワット)の電力がつくられている。これは、原子力発電233基分に相当する。その多くが欧米で、日本はわずか2.5GW。全体の約100分の1という状況だ。
陸上風力発電の技術やノウハウは欧米のほうが上。ベスタス社(デンマーク)とGE社(米国)の2社で25%以上のシェアを誇っている。日本でトップの三菱重工業でさえ、2%という状況である。日本勢がこの分野で活路を見いだしていくのは困難といえる。
しかし、洋上風力発電となると、話が変わる。現在、世界的にはまだ原発4基分の4GWしか稼働していなく、勝負はこれから。技術的にも、洋上のほうが陸上よりも格段に難しいという。そのため、参入しない企業もある。
「われわれは7MW(メガワット)という世界最大のものを開発し、すでに製作して試運転もしている。洋上の場合は、日本に大きなポテンシャルがあると思う」と和坂理事。陸上では欧米勢の後塵を拝してきたが、洋上では日本の技術力を結集して、高いシェアを獲得していく考えだ。
NEDO和坂理事「洋上風力発電では日本がリードできる」
《山田清志@レスポンス》
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