デザインの力で、人・モノ・社会をつなぐ ソーシャルデザインブランドのカタチ
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このプロジェクトは、あるひとりの女性デザイナーによって立ち上げられた。NYでインテリアデザインを学び、国内外のインテリアデザインプロジェクトのコーディネーターとして活躍するデザイナー・金子友香子さんだ。金子さんは、日々“デザインすること”に向き合うなかで、これからのデザインの在り方を思索し、「社会」や「しくみ」をもスタイリングすることはできないだろうかと考えた。その結果たどりついたひとつのカタチが、ソーシャルデザインブランド「PEACE CHAIN」だ。
「PEACE CHAIN」から生み出されるものは、工場で余ってしまった高品質の本革、毛糸を買取って再利用したオリジナルのプロダクト。その担い手となるのは、リタイアしたシニアの方々だ。チャームづくりを通して、持続的で環境に配慮した優しいモノづくりを実践。超高齢化社会を迎える日本において、シニアの力を引き出し、モノづくりへの喜び、社会との接点を持つ環境をつくることで、社会が抱える問題にも取り組む。
ファーストコレクションは、「シニアとのモノづくり」と「資源の再活用」をテーマに、本革、ウールなどの毛糸を再利用したタッセルやボンテンなどのオシャレなチャームが登場。オンラインサイト上にて販売がスタートした。手づくりの温もりと、高級素材のもつ風合いが交りあい、シンプルでありながら、リッチなテイストに。
プロジェクトを主宰する金子さんは、「シニアママさんたちとお話ししながらモノづくりをしていますと、製作現場では世代を超えたコミュニケーションが生まれ、普段感じることのできない人と人のつながりやそれに伴う新たな気づきなどが体験できます。チャームを通じてそのつながりを皆さまにお届けしたいと思っています」と語る。デイリーライフに、PEACEなメッセージとスタイルのあるアイテムを添えてみてはいかがだろうか。
PEACE CHAIN公式サイト:http://peacechain.jp/
《text:Miwa Ogata》
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