カリフォルニア・デザインの全貌 3月20日から | RBB TODAY

カリフォルニア・デザインの全貌 3月20日から

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バフ・ストラウブ & ヘンスマン社 <マーマン邸 レクリエーション・パヴィリオン(アーケーディア)> 1958年写真:ジュリアス・シュルマン 1959年ゲッティ・リサーチ・インスティテュート蔵The Getty Research Institute, Los Angeles -(C)  J. Paul Getty Trust. Used with permission. Julius Shulman Photography Archive, Research Library at the Getty Research Institute (2004.R.10)
バフ・ストラウブ & ヘンスマン社 <マーマン邸 レクリエーション・パヴィリオン(アーケーディア)> 1958年写真:ジュリアス・シュルマン 1959年ゲッティ・リサーチ・インスティテュート蔵The Getty Research Institute, Los Angeles -(C) J. Paul Getty Trust. Used with permission. Julius Shulman Photography Archive, Research Library at the Getty Research Institute (2004.R.10) 全 7 枚
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六本木・国立新美術館では、カリフォルニアにおける「ミッドセンチュリー・モダン」デザインをテーマにした大規模な展覧会「カリフォルニア・デザイン 1930-1965 -モダン・リヴィングの起源-」展が、3月20日(水・祝)から6月3日(月)まで開催される。

開放性や鮮烈な色彩を特徴とし、西海岸ならではのアイデアに満ちあふれたカリフォルニア・デザインは、20世紀初頭以降、様々なメディアを通して世界中に広がり、誰もが思い描く、実現可能な夢の生活のシンボルになった。本展では、これまで十分に紹介されてこなかった「カリフォルニア・モダン」の全貌を、家具やファッション、陶芸、建築写真など約250点の作品を通して紹介する。

歴史的なバックグラウンドとしては、20世紀初頭から多くの移民を受け入れてきたカリフォルニアは、第二次世界大戦後、世界一の経済力を誇る大国アメリカの大衆文化の中心として飛躍的な発展を遂げたことが大きなポイントとなった。急激な人口増加に伴い、住宅や生活空間への新たな需要が生じ、軍事目的で開発された素材や技術を人々の生活のために有効活用するために、大胆かつ実験的な独自のデザイン活動が展開されていく。その最たるものとしては、日用品のタイ路湯生産を可能にしたFRP(繊維強化プラスティック)や成型合板を活用した、チャールズ&レイ・イームズの取り組みが挙げられる。チャールズ&レイ・イームズ夫妻のドキュメンタリー映画『ふたりのイームズ 建築家チャールズと画家レイ』は、5月11日(土)に公開が予定されており、注目を集めている。

眺めているだけで、カリフォルニア西海岸の温和な気候や開放的な空気を感じられる作品がずらりと並ぶ本展。会期中に開かれるカリフォルニア・デザインにまつわる講演会や、『ふたりのイームズ 建築家チャールズと画家レイ』の先行上映会(4月21日)なども要チェックだ。

「カリフォルニア・デザイン 1930-1965 -モダン・リヴィングの起源-」の詳細
会期:2013年3月20日(水・祝)~ 6月3日(月)
毎週火曜日休館 ※ただし4月30日(火)は開館
開館時間:10:00~18:00 金曜日は20:00まで
※3月23日(土)は「六本木アートナイト2013」開催にともない22:00まで開館
※入場は閉館の30分前まで。
会場:国立新美術館 企画展示室1E (東京・六本木)
公式サイト:http://www.nact.jp/

カリフォルニア・デザインの全貌を明かす展覧会、国立新美術館にて3月~6月まで開催

《text:Miwa Ogata》

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