【実践ソリューションフェア 2013】ITで経費を見直す!展示ブースレポート(前編) | RBB TODAY

【実践ソリューションフェア 2013】ITで経費を見直す!展示ブースレポート(前編)

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実践ソリューションフェア 2013 東京会場の模様
実践ソリューションフェア 2013 東京会場の模様 全 8 枚
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 大塚商会は2月6日から8日の3日間、芝公園のザ・プリンス パークタワー東京にて「実践ソリューションフェア 2013」を開催した。このプライベートショーの特徴は、新製品よりも現場で使われる実践的なソリューションを中心に提示している点だ。ここでは展示ブースの中から、特に目を引いた製品やソリューションについてレポートしよう。

 展示会のテーマは「ITで経費を見直し、元気をお届け。」というもの。まずテーマステージでは「オフィスを見直す」「システムを見直す」「ネットワークを見直す」という3つの視点で、オフィスが抱える課題の解決法を紹介していた。より具体的で詳しい解決法の説明とデモは、後述する各ゾーンステージにて説明されたが、見直しによりオフィスでどれだけ経費削減が見込めるのかというのが端的にまとめられており分かりやすかった。

■クラウドサービスと連携し、オフィス文書を外部から自在に活用

 『オフィスを見直す』ステージでは、PCの買い替え、電力の見える化、バックアップ対策という3つの対策を提案。電力削減のために、最新ノートPCやLED電球に交換したり、複合機とクラウドサービスを組み合わせ、スキャンデータを直接アップロードして活用する事例を紹介していた。

 例えば必要なハードとソフトをオールインワンで提供する「QuickスキャンBOX楽2(ラクラク)ライブラリパック」を利用し、キャビネットの内容を複合機でまるごとスキャン。デジタル化されたデータは、本物のキャビネットと同様にライブラリ化され、紙文書のようにパラパラと閲覧できる。リモートバックアップによって、大塚商会のデータセンターにスキャンデータを保管すればBCP対策も万全だ。またクローズド網やインターネットVPNによってモバイル接続を実現する「たよれーるMNS どこでもコネクト」を利用すれば、外出先からデータセンターや社内LANに安全にアクセスすることも可能。営業先でカタログを忘れても、迅速に必要な資料を入手できる。

 オンラインストレージサービスの「たよれーる どこでもキャビネット」のデモでは、新しい名刺スキャン機能と複合機アプリケーション「Quickスキャン V2」の連携により、複合機からスキャンした名刺データをOCR変換して登録・整理。さらにそのデータをどこでもキャビネットで共有。モバイルから相手先を検索し、電話の発信や地図を表示するデモも行われた。

■中小企業にも優しい格安のゲストレンタルサービス

 『ネットワークを見直す』ステージでは、経費削減を実現するコアソリューションとして、「たよれーる どこでもコネクト」を中心に、「同 どこでもキャビネット」や「同 2Uハウジングサービス」などを紹介していた。

 「たよれーる どこでもコネクト」は、前述の通りモバイル接続を安全に実現するプライベートネットワークサービスだ。インターネットVPNではレイヤ2またはレイヤ3にて暗号化される2つのメニューがある。また「同 どこでもキャビネット」は、ディスク容量50GBで月額3000円から(ユーザー数10)と格安のストレージサービス。

 一方、「たよれーる 2Uハウジングサービス」は、データセンター内の共有ラックの2Uスペースを利用するもの。サーバOSがWindows、また仮想化技術としてHyper-VやVMWareを使って複数分のサーバ環境を提供するメニューなどが用意されているが、新たにゲストレンタルサービス(2UハウジングVMWareゲストOSレンタル)も登場。仮想化されたサーバ(ゲストOS)単位で、月額3万4500円(2コア4Gの場合)、初期費5万円で利用できる。

 これまで大塚商会ではデータセンターを東京と大阪に配置していた。東京のデータセンターはネットワークの結節点である大手町に近い場所。しかし大震災を経験し、DRやBCPの観点から北海道・石狩市にも新たなデータセンターを置いたという。こちらは2013年春から運用が開始される予定だ。気温が低くて冷却に電気を使う必要がなく、エコな点も見逃せないところだ。

《井上猛雄》

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