【メゾン・エ・オブジェ2013冬】 インテリアのパリコレ
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イタリアの「ミラノ・サローネ(Milano Salone)」、ドイツの「アンビエンテ(Ambiente)」と並ぶ三大見本市の一つとされていて、インテリアからクラフト、トイなどほぼあらゆるジャンルのデザイン商品を網羅している。
今年の冬は1月18日から22日の5日間にわたって開かれた。来場者数は7万6千人に上るが、その約半数がフランス国外からの来場者で、国際的な注目度の高さがうかがえる。内、日本人は約1700人でフランス国外からの来場者のおよそ5%を占め、ヨーロッパの近隣諸国を除くと最も多い数字だ。日本からの出展者も多く、フランスという市場に対する日本人の関心の高さが見受けられる。
会場となった「Park De Expositions」はパリの北部に位置しており、シャルル・ドゴール空港からもパリ市内からもアクセスしやすい立地。8つのホールで構成され、エスニック、テーブルウェア、インテリア・デコレーション、ホームアクセサリーなどに分かれてるが、唯一「Now! Design Vivre」は、ジャンルにかかわらず、クリエイティブと目される選りすぐりのブランド、商材がブースを構えるホールとなっている。
アワードも実施しており、「Designer of the year」総合部門にはフランスの建築家オディール・デック(Odile Decq)、インテリア分野では同じくフランスの建築家ジョゼフ・ディラン(Joseph Dirand)が選ばれた。
昨年秋に吉岡徳仁が受賞した「Now! Design A Vivre」部門は、昨年のロンドンオリンピックの聖火トーチをデザインしたイギリスの工業デザイナー バーバー・オズガビー(Barber Osgerby)が選ばれ、大きなスペースを使って展示が行われれた。
Barber Osgerbyはロイヤル・カレッジ・オブ・アート卒のエドワード・バーバー(Edward Barber)とジェイ・オズガビー(Jay Osgerby)の二人組によって1996年に設立されたスタジオ。昨年度にも、イギリスのデザイン・ミュージアムのデザイナー・オブ・ザ・イヤーに選ばれるなど、今最も注目されるデザインスタジオの一つでもある。今回は、日本庭園の飛び石のアイデアから着想受けてデザインされた彼らの最新作「Tobi-ishi Table」も展示された。
【REPORT】 アワードは日本の”飛び石” ― インテリアのパリコレ「メゾン・エ・オブジェ」vol.1
《Epha3》
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