【ゆうばり国際映画祭】渡辺真起子&近藤芳正、インディ映画出演の魅力を熱く語る!
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同部門の中でも「バナナvsピーチまつり」と銘打たれ、同じキャストとテーマ、上映時間で男性監督と女性監督がそれぞれに短編を製作するというこの企画。『ラジオデイズ』はセリフが一切ないサイレント映画で渡辺さんが食堂の女亭主、近藤さんが彼女に心惹かれる警察官を、『世の中は――』では死んだ愛犬を湖のほとりに埋葬しようとする女性とそれを手伝うことになる男性中学教師をそれぞれ演じている。
当初、両監督と渡辺さんの参加が伝えられていたが、近藤さんと玄里さんも急遽参戦! 嬉しいサプライズに会場は温かい拍手に包まれた。
「男と女の……未来」をテーマに熊谷&加藤監督が作り上げた2作品を通じて感じられた男女の違いとは? 近藤さんは「女性の方が繊細な気がしますね。男性の方は直接的(笑)」と語るが、一方で渡辺さんは「男女の差というよりも2人の監督の“個体差”として捉えてやってましたね」と語るなど、受け止め方にも男女の違いが…? 加藤監督は近藤さんの言葉に頷きつつ「男は性欲で物事を考えてるのかも(笑)」とも。
スタッフも熊谷作品はカメラマンも女性で加藤作品は男性。年齢も加藤作品が20代、30代のスタッフが中心だったのに対し、熊谷作品はベテラン勢が多く「熟したピーチでした(笑)」(熊谷監督)とのこと。
今回、サイレントに挑戦した加藤監督は「毎回、違うことをやりたいと思っていて、今回は言葉を使わずにどこまで表現できるかにトライした」と説明。この加藤作品に出演している玄里さんは「セリフがないから表情をいつもよりもわざとらしく、と言われたんですが今日、映画を観てこういうことがやりたかったんだ! と分かりました。面白かったです!」と満足そうに語っていた。
メジャー、インディペンデントを問わず数多くの映画に出演する渡辺さんだが「限られた条件の中で映画を作っていると、その条件にハマるものを作ろうとして枠にとらわれて小さくなってしまうもの。そのうち予算が大きな商業映画を撮ることになっても、(一緒に)やりたい人が誰なのかが分からなくなって、声を掛けられなくてつまらなくなる。死ぬまでに何本も作れるわけじゃないんだから!」とインディで撮り続けているクリエイターたちに向けて呼びかける。
今回、インディ映画に初めて出演した近藤さんも「ぜひお声掛けいただければ! 主役じゃなくてもやりますよ。楽しかったです」と笑顔で語っていた。
「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」は2月21日(木)~25日(月)の期間、アディーレ会館ゆうばり(旧夕張市民会館)、シネサロン、ほか夕張市内会場にて開催。
《text:cinemacafe.net》
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