Firefox OS搭載のスマホは、オープンなWeb標準技術に基づいて開発され、すべての機能をHTML5アプリケーションとして開発できる柔軟性が特徴。
会場のデモ機では、トップ画面に、通話、メッセージ、ブラウザ、SNSへのコンタクトといった4つのキーアプリが配置されていた。ブースの説明担当員によれば、レイヤ構成のユーザーインターフェイスは、スマートフォンの操作に慣れない初心者ユーザーやフィーチャーフォンユーザーにとって、使いやすいものになるはずで、初心者にこそ使ってほしいとした。
本体サイズは115×62.3×12.2mmとコンパクトなサイズ。ディスプレイは3.5インチのHVGA液晶、CPUは1GHzのシングルコア、RAMは256MB。32GBまでに対応したMicro SDスロットが搭載されている。まずは中南米とヨーロッパの市場に投入される予定だ。各国でどの通信キャリアになるかも未定だという。
日本での発売についても、いくつかの通信キャリアが興味を持っているとのことだが、具体的な話はまだないとした。ただし、同日に行われたMozillaのプレスカンファレンスで発表されたところによると、KDDIが1、2年以内にFirefox OS搭載端末を日本で発表するとされている。Firefox OSスマホに関しては、Alcatel(TCL)のほか、LG、ZTE、さらにファーウェイも端末の提供を行う予定となっている。