【ゆうばり国際映画祭】池内博之、日中友好を呼びかける
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夕張と上海で繰り広げられる10年に及ぶ愛の物語。上海から夕張に来た画学生のリンユエが2人の日本人男性への思いのはざまで揺れ動きながら成長していくさまを描く。
池内さんはリン・チーリン扮するリンユエを思い続けながらも優しく見守る総一郎の10年を演じたが「(夕張と上海のロケの間に)少しブランクがあったので、切り替えができて良かった」と述懐。「思いを秘めていないといけないので…強い男だなと思いました。僕なんかはグイグイ行っちゃう方なので正反対の役でもどかしい気持ちもありました(笑)」と明かした。
リン・チーリンも同様に10年の歳月を演じているが篠原監督は「夕張にいた若い頃のリンユエは本人に近い感じでかわいらしく、生き生きしてる。夕張ロケの後に上海での撮影が控えてましたが『私、変わります』と言って帰っていった。実際、上海に行くとコロッと大人の女になっていて、普段がチャーミングなので面白かったです」とその変身ぶりに舌を巻く。
池内さんも「芝居の中で(夕張と上海で)変わった印象を受けました。でも、普段はかわいい感じなんですよ」とメロメロだった。
プロデューサーを務めたミシェル・ミーは2006年に同映画祭を訪れて夕張の美しさに感銘を受けていつか映画を制作することを決意したという。「2007年に映画祭の中止のニュースを知り、涙が止まりませんでした。『私には夕張との約束がある。私の映画、好きな映画を作りたい』と思った」とこの地を舞台にした映画製作への強い思いを明かした。
キャストのみならず日本と中国のスタッフが入りまじった現場だったという本作。尖閣諸島の領有問題で日中間の緊張が高まるが、篠原監督は「9月に映画ができてその後、いろいろあったけど映画は政治に負けちゃいけない!」と思いを吐露。池内さんも「いろいろありますが、それを乗り越えて良い繋がりができれば。この映画を機にたくさんの方に夕張に来ていただいて、みんなにハッピーになればと思います」と日中友好への思いを語った。
現時点で本作の劇場公開は未定。
「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」は2月25日(月)に閉幕となる。
《text:cinemacafe.net》
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