新社会人、スマホ保有率は70%超で「必需品」に……選択ポイントは「生活導線でのつながりやすさ」
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それによると、新社会人のスマホ保有率はすでに72.5%。「必要だと思う」という人も76.9%となっており、やはり新社会人にとっては必須アイテムになっていると言える。
新社会人がスマホを新規購入または買い替える際に重視するポイントは、「月々の利用料金・料金プランが魅力的なこと」(95.2%)と並び、「電車・地下鉄・繁華街でのつながりやすさ」(93.4%)といった“生活導線でのつながりやすさ”が2位となった。「通話エリアが広いこと」(93.2%)「通信速度が速い・インターネットが快適なこと」(93.0%)なども、9割を超えた。新社会人がスマホの購入・買い替えに重視するポイントは、“通信環境”に関するものが上位を占めた。
また「興味がある通信会社(キャリア)」は、auが48.3%でトップ。他はドコモが41.1%、ソフトバンクが34.1%となっている。「興味があるスマートフォンの種類」では、iPhoneが50.6%で、群を抜いて高い人気を魅せた。2位以降はXperiaが37.1%、AQUOS PHONEが27.1%、Galaxyが23.6%となっており、複数機種が新社会人の選択肢に入っていることをうかがわせる。
そこで、「iPhoneのキャリア別購入意向」を尋ねてみると、au派が54.3%、ソフトバンク派が45.7%となり、auがわずかにソフトバンクを上回った。iPhoneのキャリア別イメージとしては、auは「通信エリアが広い・つながりやすい」(72.6%)「電池の持ちがよさそう」(68.2%)「通信速度が早い・インターネットが快適」(66.8%)「月々の利用料金・料金プランが魅力的」(54.3%)などに集中。ソフトバンクは、「iPhoneと言えば」(76.1%)「周りでのiPhoneを使用している人が多い」(62.6%)「新しいことにチャレンジしている」(57.1%)という結果になった。
通信環境や料金などの項目に関しては、auがソフトバンクを上回ったが、対してiPhoneという言葉自体のイメージや周りの所有者、チャレンジ精神の高さではソフトバンクがauを上回る結果となっており、iPhoneを販売するキャリア2つを比較すると、それぞれのイメージが異なることがより鮮明になった。
このように、社会人となると行動範囲が広がるので、スマートフォンの新規購入または買い替えにあたっては、生活導線でのつながりが重要になってくる。指標の一例だが、MMD研究所の調査によると、「全国主要地下鉄でのLTE捕捉率」はAndroid端末、iPhone5ともにauが優位だ。こういった調査結果と実際の端末の品揃えから、iPhoneもAndroidも豊富な端末ラインナップを揃えるauが新社会人に人気の理由なのではないだろうか。
《冨岡晶》
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