多摩美大のアニメーションが一堂に タマグラアニメ博が復活 3月9日、10日
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グラフィックデザインはもちろん、アニメーションの世界でも存在感を持つ多摩美術大学の索引やクリエイターの広がりを感じることが出来るだろう。
現在の学生作品ブームを牽引し、アカデミー賞で『つみきのいえ』が短編アニメーション賞を受賞した加藤久仁生さんらの系譜が見られる。
現在の学生作品への注目が増しているが、これは同大学の故・片山雅博さんが、1998年にグラフィックデザイン学科でアニメーションを教え始めた影響も大きい。それ以来、様々な大学での学科やコースの設立が相次いだのも片山さんの尽力と影響も少なからずあった。
大学や専門学校の作品を紹介するインター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル(ICAF)の開催もそのひとつだ。タマグラはICAFでもクオリティの高さで、ひときわ異彩を放ってきている。
タマグラアニメ博は2003年、2004年、2006年と、計3回ラピュタ阿佐ヶ谷のザムザで開催された。今回は7年ぶりの開催となり、渋谷のアップリンクへ会場を移す。
3月9日と10日、これまでの秀作が一挙に上映となる。これらに興味のある人なら既に各作家の活動を目にしており、作品を見て気づくこともあるだろう。
またトークイベントもあるので、作品を知る絶好の機会と言える。また2012年度卒の学生作品は、3月2日と3日に恵比寿ガーデンプレイスのザ・ガーデンホールで開催される同学科の卒展および3月20日から23日まで八王子キャンパスで開催される全学科の卒展でも上映される。いずれも入場無料となっている。
[真狩祐志]
タマグラアニメ博
http://www.facebook.com/Tamagraanimefest
《animeanime》
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