【高校受験2013】都立高校入試で試験時間をミス…理科の試験時間を5分多く
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その該当校は「都立江北高等学校」。入学試験の第5時限(午後2時20分から午後3時10分まで)の理科の学力検査において、9か所の検査会場(男子:5か所、女子:4か所)のうち1か所の検査会場(女子)で、予鈴のチャイムが鳴った午後2時15分に検査を開始し、午後3時10分に検査を終了した。これにより、当該検査会場のみ、本来検査時間は50分間であるところ、誤って55分間の検査時間となったという
これにより、合格者の決定を正規の50分間で検査を実施した検査会場の受検者と、55分間で実施した検査会場の受検者のどちらも不利益を被ることのないように合否を判断した結果、121人募集のところ、130人を合格とした。
合否の判定は以下の通り。
(1)総合成績(学力検査点と調査書点を換算して合計し、1000点満点にしたもの)の順に募集人員に辞退者数1名を見込んだ122名までを合格者とする。
(2)女子の全受検者の理科の得点を100点とした総合成績の順に122名までを合格者とする。
(3)(1)の総合成績で合格とならなかった者のうち、(2)により合格となった者の中で(1)の総合成績の順で最も下の者より上位にいる受検者をすべて合格者とする。
実際に男子募集132人で受験数170人、合格者数134人と、1.27倍なのに対し、女子募集121人で受験数138人、合格者数130人と1.06倍となっており、今回の問題が少なからず影響を与えていると言えよう。
《田邊 良恵》
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