“Google Playからアプリをインストールすれば安全”と必ずしも言えない状況……IPAが指摘
ブロードバンド
セキュリティ
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
ソニーAndroidタブレット端末ユーザに不正アプリ対策機能を1年間無償提供 トレンドマイクロ
-
IPA、ウェブ改ざん被害の分析結果・対策をまとめた技術レポートを公開

IPAでは、Android OS向けの公式マーケット「Google Play」から、50万回以上もダウンロードされていた不正なアプリ「ポルノセクシーなモデルの壁紙」を発見。この不正アプリは、実行することで、スマートフォン内の位置情報やメールアドレスなどの情報が外部に送信されてしまうという。なお、このアプリは無料公開されていたが、現在は削除されているとのこと。当時この不正アプリの評価は、5.0満点中4.4、レビュー数が7,830と比較的良い評価で、安心してインストールしてしまった利用者が多いとIPAでは推測している。
このアプリは、Wallpaper(壁紙)を謳っているにもかかわらず、端末情報の読み取りなど、アプリの機能としては不自然な許可などを求めている。しかしこれに気付かずインストールし起動してしまうと、壁紙が表示される裏で、メールアドレスや位置情報などの内容を窃取し、外部のサーバへ送信する。流出してしまうメールアドレスは、Android OSのスマートフォンを初期設定する際に必要となるGoogleアカウント用のメールアドレスとなる。
IPAでは、「“Google Playからアプリをインストールすれば安全”と必ずしも言えない状況」だと指摘したうえで、「Android端末では、アプリをインストールする前に、アクセス許可を確認する」「信頼できる公式アプリマーケットからアプリをインストールする」「セキュリティソフトを導入する」といった対策を推奨している。
情報処理推進機構:情報セキュリティ:2013年3月の呼びかけ
http://www.ipa.go.jp/security/txt/2013/03outline.html
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/