ダイアナにジョブズ 伝説的人物を描いた2作が今秋続けて日本公開
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1本目は、36歳の若さでこの世を去り、いまなお愛され続けているダイアナ元英皇太子妃を題材にした『Diana』(原題)。ダイアナを演じるのは、今年のアカデミー賞主演女優賞にもノミネートされていたナオミ・ワッツ。事故に遭遇した車に同乗していた富豪・アルファイド氏とは別に、実は、ダイアナ元妃には“生涯の恋人”とも呼べる愛する人がいたという事実を中心に、彼女の最期の2年間を描いている。ナオミ・ワッツのそっくりすぎる見事な変貌がすでに話題を呼んでいるが、事故から15年、知られざるラブストーリーにより再び注目を集めること間違いない。
もう1本は、アップルの創業者スティーブ・ジョブズの人生の光と影を描いた『Jobs』(原題)。2011年にこの世を去った彼だが、彼の与えた影響はIT業界に留まらず、世界中の人々の暮らしそのものを変えた。アシュトン・カッチャーがジョブズを演じ、今年1月に開催されたサンダンス映画祭でお披露目。全米公開はアップル社設立37周年を迎える、来月4月に決定している。こちらも風貌、立ち方、話し方全てを徹底研究したアシュトンの怪演が見逃せない。
両作品を配給するギャガの2013~2014年ラインナップ発表会が昨日都内で行われ、公開時期が明らかにされたが、2014年にはニコール・キッドマンがグレース・ケリーを美しく演じる『Grace of Monaco』(原題)や、イギリスのオーディション番組で一躍有名となったオペラ歌手、ポール・ポッツのドラマティックな半生を描いた『One Chance』(原題)が公開と、同社では実在の人物をテーマにした映画が続く。
そのほかエマ・ワトソン、エズラ・ミラーら人気若手スターを迎えたベストセラー小説の映画化『The Perks of Being a Wallflower』(原題)が今冬に、『世界でひとつのプレイブック』のジェニファー・ローレンスとブラッドリー・クーパーが再共演を果たしたサスペンス・ミステリー『Serena』(原題)が2014年に公開されることも発表。さらに、先月のベルリン映画祭で、ロン・ハワード監督期待の最新作で、F1界の伝説的レーサーをテーマにした感動大作『Rush』(原題)を買い付けたことも併せて明らかとなった。同作はクリス・ヘムズワースとダニエル・ブリュールを主演に迎え、全米では今年の9月に公開が決定している。
洋画が邦画の勢いに押されがちな昨今、その中でも個性的なラインナップと宣伝手法でヒット作を送り出している配給会社だけに、洋画ファンにとっては期待したい存在だ。
尚、ラインナップ発表会の模様は3月13日(水)より、オンラインシアター「ギャガシアター」で一般向けにオンデマンド配信される。
『Diana』(原題)は10月、OHOシネマズ有楽町ほか全国にて公開、『Jobs』(原題)は11月、TOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》
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