【INTERVIEW】「川久保さんご自身と仕事をしたくて、マスターマインド ブラック コム デ ギャルソンが実現」---- マスターマインド・ジャパン本間正章vol.3/4
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3月17日に東コレでメンズ、3月20日に東京ランウエイでウィメンズの春夏コレクションのショーをする予定。
――ショーをやろうと思ったきっかけは?
東京ランウェイは今回で2回目だが、主催者から是非出てほしいという気持ちが強く伝わってきたので、「喜んでお受けします」、と。ただ、そこはガールズの聖地なので見せるのはウィメンズのみ。じゃぁメンズはどうする、ということになって。演出家とも話をしたところ、メンズだけの王道なショーを、マスターマインドらしさ全開でやりたいと言われ、「じゃあやりますか!」って(笑)。
この演出家はパリで行なったゲリラ的なショー、その後の東コレと、初期からずっと演出を手掛けてくれている。プロフェッショナルだけれど、制約がある中でのショーの演出には、ある種のフラストレーションがあったのだと思う。自分の思う通り、マスターマインドの世界を純粋に披露したいという彼の情熱にも動かされた。
――コラボレーションなどは?
どこまで言えるかな(笑)。ドーバーストリートマーケット ギンザ・コムデギャルソン限定で、コム デ ギャルソンとのコラボレーションモデルが出る。
――展開はいつからですか?
3月17日から。去年は、“ドーバー ストリート マーケット×マスターマインド・ジャパン”で、オープニング記念のTシャツとデニムを作った。でも今回は“コム デ ギャルソン”とコラボレーションしたかった。「ブラック・コム デ ギャルソン」は今の川久保さんが残したいものだという話を聞いて、川久保さんご自身とお仕事がしたかったこともあり、今回はブラックとのコラボがいいのでは、と。そこで川久保さんに「“マスターマインド ブラック”というブランド作ります」と話したら、「じゃあお互いにブラックを重ねましょう」ということになった。織りネームからタグまで、全部“マスターマインド ブラック コム デ ギャルソン”の名前で作っている。
――ブラックを中心に、二つのブランドが繋がっている。
×(かける)で繋げるのではなく、新しい見え方にしたかったので。
――アイテムは?
メンズのみ、ほぼフルラインアップで。たとえばこのキルト付きパンツ(写真)は、マスターマインドのオリジナルコレクションで使った素材に、少しディテールを変えたブラック コム デ ギャルソンのデザインを載せたもの。あとは素材を変えたバージョンも作る予定。
――他の予定は?
あとは銀座のオペークだったり、メディコムトイとの期間限定ポップアップショップだったり。伊勢丹1階のステージでは、3月27日から雑誌『Numero TOKYO』との、アートコンビニエンスストアというイベント的なポップアップストアを予定している。商品は、全部マスターマインドと何かのコラボ。大変(笑)。
――具体的なアイテムは?
ロエベのバッグ、アクアスキュータムのトレンチコート、タサキのパールネックレス。他にもアマダナのヘッドホンとかファイヤーキングのマグカップ、ビッグの4色ボールペンなどなど、盛りだくさん。コラボ数はきっと過去最多。去年1年分のコラボを、最後の半年でやっているような感じ。
――ガンダムも再登場ですね。プラモデルがお好きと聞きましたが?
そう、小さい頃は300円のプラモデルしか買えなかったから(笑)。ザクが一番好きで、事務所にも飾ってある、最初のコラボで作ったザクは、12分の1サイズ。今シーズン出したのは、30cmバージョン。第三弾もあるといいね……。
――最後を飾る特別なイベントなどしないんですか?
色々なお話をいただいているので、何かあるかもしれない。それはお楽しみということで。
――復活の可能性はあるのでしょうか?
本当に、この先のことはまだ何も決めていない。今は、最後のシーズンを全力で駆け抜けること、それだけを考えて仕事に励んでいる。
*vol.4へ続く
《三浦達矢》
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