【トレンド】タニタ食堂の100kcalデザート チーズプリン
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近年の健康意識の高まりにより、食品業界でもカロリーや脂肪を抑えた「ライト」型商品が増加している。デザートについても、特に女性を中心にカロリー摂取への罪悪感が存在するものの、「美味しさ」との両立を図るのが難しいカテゴリーであり、「ライト」型商品は、「美味しくない」「コクがない」といったイメージが定着していた。
この従来のイメージを払拭すべく森永乳業は、レシピ本『体脂肪計タニタの社員食堂』がベストセラーとなったタニタと協力し、『美味しさ』と『満足感』の両立をめざしたデザート『タニタ食堂の100kcalデザート』を開発し、2011年3月より販売している。
これは「100kcalとは思えない美味しさと食べ応え」で好評となり、年商10億円がヒットと言われるプリン市場の中、発売初年度で売上げ10億円を達成した。これは、当初販売計画の約2倍だ。
商品開発にあたってタニタは、(1)人工甘味料は使わず自然な甘さに、(2)カロリーは計算しやすい数値に、(3)味にアクセントをつける食材の使用を、とアドバイス。いっぽう森永乳業は(1)人工甘味料を使用せず、素材の味を活かす、(2)乳原料を調整し100kcalを実現、(3)使用素材を工夫し、満足感を高める、といった商品設計を行なった。
その結果、乳脂肪分、無脂肪固形分を調整することで、カロリーを森永乳業従来プリンの3~5割となる、100kcal(1個85gあたり)に抑えながらも、『美味しさ』と『満足感』を実現したとする。人工甘味料は使用せず、素材の味を活かした“自然な甘さ”に仕上げた。
「チーズプリン」では、爽やかなチーズプリンにマンゴーソースを合わせた。マンゴーソースにはオレンジペーストを加え、チーズと相性のよい味わいに仕上げた。
《高木啓》
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