【健康博覧会2013 vol.5】バイクのカワサキも手掛け、ペット用もある酸素カプセル市場
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もともとは川崎重工の製品技術を応用したものだそうで、高圧に耐える酸素チャンバーの技術ノウハウを酸素カプセルとして利用している。特徴は、アルミや樹脂ではなくスチール製のため、耐久性が非常に高いことだ。また、コンプレッサーが静音設計になっており動作音が静かでもあるという。出入口となるドアも開閉時には内側に落ち込むようにスライドし、ロックすると内圧によって密閉される仕組みになっている。このため、気密性を高く保てるドアでありながら開閉に力があまりいらない。自動の耳抜き機能(ボタンを押すと、いったん気圧を下げて1分後に加圧を再開する)も便利そうだ。
中には、AC100Vのアウトレットもついていて、小さい扇風機やLEDライト、あるいは携帯音楽プレーヤーなども持ち込むこともできる。
酸素カプセルは他にも数社が展示を行っていたが、総和工業は、リクライニングシートでくつろげるタイプのカプセルやペット用のカプセルを展示していた。リクライニング式のカプセルは、中に折りたたみ式のテーブルが備わっており、DVDプレーヤーの鑑賞もできる。ペット用のカプセルは、ドアを閉めてもおとなしくしているなら、動物の種類はとくに選ばないそうだ。総和工業の製品の特長は、内部の空調機能が豊富で温度管理が楽なことだそうだ。
酸素カプセルというと、ホテルやリラクゼーション施設、あるいはスポーツジムやオリンピック選手などが利用するイメージがあるが、どの製品もAC100で動作するので、家庭用として利用することも可能だ。また、両社の製品ともチャンバー内の気圧は1.3気圧となっている。
《中尾 真二》
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