マスターマインド・ジャパン最後のメンズコレクションショー、ラストメッセージは「Don't dream it’s over」
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同ブランドのラストシーズンとなるコレクションのテーマは「dreaming」。叙情的なピアノのイントロから始まるU2の「ニュー・イヤーズ・デイ」リミックスバージョンをBGMに、背中やネクタイにスワロフスキーが輝く黒のスーツからスタートし、全部で63ルック発表された。
デニム、バンダナ柄のシャツ、ヒッコリーストライプのオーバーオール、スクール風のチルデンセーター、アメリカ国旗をアレンジしたトップスなどが登場。「アクアスキュータム(Aquascutum)」のトレンチコートや「ロエベ(Loewe)」のバッグの他、「ブライトシングス(BRIGHT THINGS)」や「ローリングストーンズ(The Rolling Stone)」「ステューシー(Stussy)」「コムデギャルソン(COMME des GARCONS)」などとのコラボアイテムもミックスされた。
そして、エレガントな光沢を放つジャカード生地のシックなスーツ、キルトスカート付きショーツ、スカルプリントのシルクシャツが続き、ラストは胸元とバックにスカルが刺繍されたスカジャンという、ブランドを象徴するルックで締めくくった。フィナーレを盛り上げたのは、U2の「終わりなき旅」。デザイナーの本間正章と、彼を支えてきた3人のスタッフが一緒に登場し、客席に向かって深々とお辞儀を繰り返した後、互いに讃え合うようにしてランウエイを後にした。
更にその後再び暗転し、ブランドの歴史を振り返るスペシャルムービーがスクリーンに映し出された。そこには、ブランドの愛用者として知られるセレブリティーや、 コラボレーションプロジェクトに参加してきたブランドやクリエーターなどマスターマインドの15年間を支えてきた面々に加え、デザイナー本間の姿も。 クランベリーズの名曲「ドリームズ」が流れた後、スクリーンには「Don't dream it’s over(これで終わりだと思わないで)」の文字が浮かび、ショーは終わった。
最後の言葉の意味について、本間氏は、「こんなショーをすることができ、本当は壮大な夢を見ているだけじゃないか思うこともある。でも、今日が最後なのではなく、8月末までは世界で一番忙しいデザイナーでありたいと思うし、これで終わりだという感じはない。まだ43歳なので、更に良い夢を見られるように、活動を休止しても日々努力して勉強していけば、また恥ずかしくない形で戻って来られるかもしれない。(最後のメッセージは)意味深な言葉で申し訳ないが、その意味を想像することを楽しめるのがファッションだと思うし、マスターマインド・ジャパンは、そうしたワクワクドキドキ感までトータルで表現してきたつもりだ」と語った。
《編集部》
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