【13-14AW東京コレクション】原発反対!「ヒスイ」が考える人間の進化
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ダーウィンの『種の起源』から想を得て、プリミティブ(原始的)な要素と知性を掛け合わせた。プリミティブを表すものとして、トライバル柄のジャカード編みセーター、アフリカの部族を想起させるオレンジ・イエローの配色、スクエアなパターンを用いたニットなどが登場。それらに、知性としてのタックを用いてシルエットを造形している。
更にきれいに仕立てたジャケットには手縫いを施し、洗練の中に粗野な要素を入れ込んだ。また、プリントロングブラウスはバロック柄をベースに世界で爆発が起こっている様子を描いている。
伊藤は、「原発のことなど、今の私達は本当に進化なのか?と疑問を持った。プリミティブな部分を知的に洗練することが本来の“人”としての進化では」と語る。インスタレーションはモデル達が出てきて、壁面装飾に触れると火炎や炉心溶融を思わせるアクションが起こるというものだった。
《編集部》
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