「耳を疑うような一部報道を知り、残念」……マリナーズ岩隈、WBCめぐる報道のあり方に苦言 | RBB TODAY

「耳を疑うような一部報道を知り、残念」……マリナーズ岩隈、WBCめぐる報道のあり方に苦言

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 シアトル・マリナーズの岩隈久志投手が、今回のWBCをめぐる一部報道において事実でないことが報じられたとして、自身のブログで「残念でなりませんでした」と心境を吐露するとともに、「日本を代表して戦ってくれたメンバーにも失礼です」と、報道のあり方に苦言を呈している。

 惜しくもWBC3連覇の夢は叶わなかった侍ジャパン。日本中に大きなため息がもれたが、前回大会でダルビッシュ有、松坂大輔とともに先発の3本柱としてチームを2連覇に導いた右腕は、19日に更新したブログで、「WBC、惜しくも敗退してしまいましたが、三連覇の期待、日の丸を背負って戦うことがどれほど大変なことだったかと、感謝と労いの気持ちでいっぱいです。本当にお疲れ様でした。ありがとうございました」と、労いとともに、感動を与えてくれた選手たちに感謝の言葉をつづった。

 岩隈は今大会に出場こそしなかったが、チームの決起集会にも参加して選手たちを激励するなど、志を共に3連覇に向けて士気を高める役を買って出ていた。しかし、そうして岩隈が松坂や中島裕之、藤川球児とともに激励に訪れた時の様子を、一部メディアは岩隈らが選手たちに対し「『元気がない。アメリカに来ただけで満足?』と声をそろえて言っていた」などと報じたという。こうした報道に岩隈は、「耳を疑うような一部報道を知り、残念でなりませんでした」と、ショックをにじませるとともに、「元気がないと思うどころか、チームの雰囲気も良く、一丸となって勝ちにいこうとしていました」と反論した。

 これまでにも事実と異なることが報じられたケースはあったという岩隈。「勝てば良いですが、負ければ様々な報道があるのは十分すぎるほど承知しています。これまで、真実でないことが出回った場合『こういう世界だから』と気にすることなく右から左にしてきました」と、自身のみのことであれば受け流していたが、ほかならぬ日本を代表して戦うチームや選手たちに影響を及ぼす記事内容に我慢がならなかったのだろう。今回ばかりは「これは日本を代表して戦ってくれたメンバーにも失礼です」と、珍しく不快感をあらわにすると、「誰よりも勝ちたくて、誰よりも悔しいのは戦っている本人達です。結果論でしかない敗因を考えるよりも、このプレッシャーの中で日本を代表して戦ってくれたメンバーを最大限に讃えてほしいです」と訴えた。

 なお、この岩隈投手のブログについて、ダルビッシュも「なにを取材してるのか?疑います」と、自身のTwitterで報道のあり方について疑問を呈している。

《花》

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