【13-14AW東京コレクション】「ミキオサカベ」セクシャリティこそがファッションに残された可能性
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テーマは「まぼろし(maboroshi)」。全身を濡らし肌を露出したモデルたちが早足にランウエイを歩き、登場しては“幻”のようにすぐに消えていくという演出でスタート。出会っては瞬間的に消化されていくファッションの現状を感覚的に表現したショーとなった。
ファーストルックはネコのワッペンがついたブルーのトランクス。その後も、上半身裸の男性モデルがワッペンやリボンのついたトランクスやショートパンツ、シースルーのオーガンジーなど、秋冬ではあるが肌の露出が目立つスタイルが続いた。
今回のコレクションではサブカルチャーの要素を減らして、よりセクシャリティに直接訴えるスタイルが中心。「ファッションと人との結びつきが希薄になっている。敢えて肌を露出させることで、ファッションをより“生(なま)”で感じてほしかった」とその背景を坂部は語る。
中盤に入るとセーラー服やチアリーダーのユニフォーム、校章をモチーフにしたカーディガンなど、学校を連想させるアイテムが登場。ここ数シーズン、ジェンダーを曖昧にしたファッションで男性に新しいスタイルの提案を行っている坂部。
「西洋から東洋に経済が移行しつつある現代では、人々が求める価値や男性像が変わってくる。論理的な世界よりも感情的な世界になってくると思う。メンズだが女性的な要素を取り入れたり、色々なものを感覚でミックスしていく感じをデザインに取り入れた」
《編集部》
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