災害時の緊急連絡用ツール「coco-do」無償提供開始……日本デジタルオフィスと日本MSが開発
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「coco-do」は、2011年3月18日より日本デジタルオフィスが提供している、ボイス対応被災時緊急連絡用アプリ「J!ResQ」(ジェイ レスキュー)の最新版。用途や機能の拡充に合わせて今回名称を変更した。地図やWebサイト、写真を手書きやペンで自由に加工し、音声を付加して、SNS投稿やメール送信ができる。J!ResQでは音声と所在情報だけだったが、coco-doでは、地図やWebサイト、写真に書き込める機能とSNSへの投稿機能を強化し、ユーザーが日々のコミュニケーションツールとして利用することも可能だ。メールアドレスなどの個人情報を登録する必要もないという。
日本マイクロソフトによるクラウドサービス「Microsoft Windows Azure」の無償提供や技術協力を日本デジタルオフィスが受け、LINEやFacebookなどのSNSと連携するコミュニケーションツールとしてJ!ResQを再設計した。coco-doが送信した位置情報と音声のデータは、日本マイクロソフトのクラウドサービスであるWindows Azureに蓄積されるため、あらかじめグループ登録を行うことで家族や友人の投稿履歴を地図上に表示する機能なども利用できる。
これにより、『いいね』ボタンがないWebページやページ内の特定の個所だけを友人などに共有したいときに、手書きのメッセージとともに手軽にシェアできるとのこと。coco-doは、個人だけでなく法人や団体による利用も無償だが、年額8万円の有償サポートも提供する。
アプリの対応機種はWindows 8 PC/タブレット、iPhone/iPod touch/iPad。4月よりAndroidのスマートフォン向けのcoco-doも提供の予定。
《冨岡晶》
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