マイクロアド、ディスプレイ広告の統合管理プラットフォームをオープン化……アドテクノロジー事業者と協業
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これにより、提携するアドテクノロジー事業者は、「MicroAd BLADE」のプラットフォームを使用して、「MicroAd BLADE」を導入する4,500社(3月末時点)の広告主に向けて、各社の広告ソリューションを提供する事が可能となる。「BLADE Open App Market」の管理画面上では参加各社のサービスが一覧で確認でき、広告主側はそこで各サービスを選択し、利用することができる。
マイクロアド代表取締役社長の渡辺健太郎氏は、アドテクノロジー業界について、「さまざまなテクノロジーが数多く出てきており、それ自体は良いこと」としつつも、「広告主の立場からすると、(複数のソリューションを)試してみたくても各ソリューションごとにデータ連携が必要であったり、導入後の管理・分析も個別対応になったりと煩雑な作業が発生してしまう」「アドテクノロジー事業者からみた時には、いくら自社で素晴らしいテクノロジーを持っていても、それを多くの広告主に対して紹介ができない」といった問題点を挙げ、この両者のマッチングが現状の大きな課題であるとした。
また、RTB経由のディスプレイ広告市場に関して、「数年後には1,000億円を超えると予想している」「1インプレッションごとに入札するというプラットフォーム上には、色々なテクノロジーの可能性がある」との考えを示し、「BLADE Open App Market」によって色々なテクノロジーが市場に流出することで、「市場拡大はさらに進む」とし、「アドテクノロジーの利用もこれによって加速できれば良いと思う」と、今回の取り組みの目的を述べた。
初回の参画企業は、きざしカンパニー/ブレインパッド/サイジニア/シルバーエッグ・テクノロジー/デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム/Fringe81/Google/MediaMind Technologies/ロックオン/クリエイターズマッチ。「BLADE Open App Market」への参加は原則無料。広告主がそれぞれのベンダーのツールを利用する際はそれぞれ規定の料金が発生するが、課金に関しては出来る限りマーケット側で代行できる仕組みを取るとのこと。
《白石 雄太》
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