NEC、台湾内政部消防署の防災救急情報クラウドを受注……旧防災システムを統合、台湾全土をカバー
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新システムは旧来の防災システムを統合し、台湾全土(22県市、268市町村)をカバーするクラウドサービスとして提供される。全土をカバーするGIS(地理情報システム)の活用・連携による災害状況管理機能、中央と各地域の災害情報の共有による現場対応機能の強化、ネットによる住民からの災害情報受付対応などを進めるのが狙い。別に構築される情報公開系システムと連動することにより、災害時に必要な情報をTV、ラジオ、インターネット、携帯端末、デジタルサイネージなどに迅速に公開・配信することも可能となる見込み。
これまで台湾では、中央の災害情報システムにデータをアップロードできるサーバ・ソフトを、自治体ごとに設置導入して運用していた。台湾内政部による防災救急情報サービスプラットフォームの全面的な整備の一環とし提供されるもので、NECはデータセンタに設置されるクラウド基盤上のアプリケーション(SaaS)を担当する。
消防指令台や防災無線を始めとする危機管理分野で、NECは国内トップクラスだが、本分野の海外における受注は初めてとのこと。
《冨岡晶》
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