【13-14AW展示会】「HYKE」1stシーズンは、ネイビーをキーワードに作り込んだ服作り
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ファーストシーズンとなる今回は色のネイビーとUS.NAVY(米国海軍)をキーワードにコレクションを制作。グレー、ベージュ、ネイビーの落ち着いた色合いで、セットアップ、ニット、ワンピース、シャツなどフルアイテムそろえた。ネイビーモチーフはPコート、ダッフルコート、CPOジャケットなどに加え、ウールキャップ、シューズが象徴。
キャップは過去に海軍に支給していたアメリカの「ニューエラ(New Era)」に別注。シューズは1940年代の海軍支給オックスフォードシューズをイメージしてデザイン。アッパーはオールデンなども使用する、シカゴの老舗レザーカンパニー・ホーウィン社のオイルドレザーを使用。
ボタンには当時のアメリカの州の数である13の星と、裏にハイクのロゴを刻印。
コートのポケット袋布にはコーデュロイを使い、昔のユニフォームが持つ機能性を取り入れるなど、細部までこだわっている。また、スカートとパンツを合わせるスタイリングを提案し、スラックスは左開き・ポケット無しというスカートを上に重ねるのが前提の作り。
更にグリーン時代の定番だったデニムアイテムも発表。「デニムは休止中でも問い合わせがあった。やっていないことをやりたい欲求もあったが、以前の活動を否定しているわけではないのでグリーンのテイストを残しつつ作った」と吉原氏。
再スタートを切ったことについて吉原氏は「グリーン時代は土日返上で休みなく働いていたが、子供が出来て生活環境に変化が起こったことで、ブランドを休止した。2、3年後の再開を決めていたが、実際はさほど状況が変わらず、難しいと感じていた。しかし、震災などいろんなことで、心境の変化があり、ぐずぐずせず今の状態でできることから始めてみようと思いハイクをスタートした。ブランド名は、ネームでイメージを拘束されるのも嫌なので、家族4人の頭文字を並べたものにしている。服作りの基本的な考え方は変わっていない。休止したことで原点に立ち返り、本当に愛情が込められるものを作っている。今の規模で出来る全力を出して、継続していきたい」と話す。
パートナーの大出は17時に退社するという。展示会はかつて直営店だった場所で行われた。
ハイク13-14AWコレクションムービー
《編集部》
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