【13-14AWパリ】「ケンゾー」の新アイコンはEYE(瞳)
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会場は、1930年代の面影を残す、サマリテーヌ百貨店跡。元々ケンゾーのブティックもあった建物。
高田賢三時代のケンゾーのショーでモデルの山口小夜子がフィナーレで着たリボンドレスからイマジネーションを広げ、インド・ネパール・中国の古代アジアの神殿のイメージをデザインに落とし込んだ。古代神話の守護神でもある「EYE(瞳)」がコレクションのシンボルとして使われている。
マルチカラーのグログランリボンを繋ぎ合わせた生地、ゴールドのジャカード生地やラメプリント、いくつもの瞳がこちらを見つめるプリントなど、多彩な素材を組み合わせてきらびやかな世界を表現。
クロコダイル柄のハイテクジャカードは、そのテクスチャーを生かして、三日月のような丸いショルダーラインの構築的なボンバージャケットやラップスカートに仕立てられ、ボックスシルエットのTシャツと共に、古代の戦士を思い起こさせる。シャツやジャンプスーツを飾るのはセルバンと呼ばれる伝統楽器の形をしたウナギ型のフリル。
キモノスリーブのガウンやシャツ、同ブランドの広告ヴィジュアルのモチーフでもある”X”のフォルムのミニドレス、サリー風ロングドレスなど、アジアの雰囲気も随所に感じられる。
アクセサリーは、前シーズンに引き続きジュエリーブランド「デルフィナ・デレトレ(Delfina Delettrez)」とコラボレーション。ウエアに合わせ、瞳がモチーフのゴールドのリボンネックレスやリング、イヤリングなどが登場した。
爆発的ヒットとなった「KENZO」ロゴ入りキャップやスウェットは、パリのブティックでも入荷待ち状態。中国では今後1年で10店舗というハイペースでの出店が予定されているとのことで、ビジネスが急拡大中。
《編集部》
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