gooの不正ログイン被害、顧客情報流出などは「なし」……NTTレゾナントが最終報告
ブロードバンド
セキュリティ
注目記事

「gooID」は、NTTレゾナントが提供するサービス「goo」を利用するためのアカウントサービス。今回、4月1日未明から、gooIDログイン失敗件数が増加。4月2日11時30分に、特定のIPアドレスからの秒間30件を超える機械的なログイン要求によるものであることが確認された。これを受け、不正ログインが疑われる31,372アカウントについてログインロックを実施。4日11時にも、新たに不正ログインの痕跡を認めた67,335アカウントをロックした。さらに利用者に対して、パスワード変更依頼メールを発信した。
現時点において、一連の集中的な不正ログイン行為は終息の様相となっており、また、不正アクセスを試みた犯行者による、個人情報へのアクセス、改ざん・消失・流出、決済の利用、またはgooメール受信箱等へのアクセスは認められないとのこと。同時に、データセンター内部の徹底調査も行い不正なプログラムの存在・侵入、顧客情報流出などの事実は認められなかったとしている。
攻撃ログを解析したところ、gooIDでは使用を認めていない文字種や文字数による攻撃が含まれており、他社サービスから流出したID/パスワードのセットリストを、gooIDシステムに対して試行している可能性が高いとのこと。
なおNTTレゾナントでは、4月9日19時から、不正ログインの痕跡が認められたアカウント以外のgooIDアカウントに対しても、ログインロックを行い、パスワード再設定の画面を表示する方針だ。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/